北海道は雄大な自然がウリですが、市街地と郊外では露骨に景色が違います。
そして、私が募っている口コミではこのようなものが投稿されました。
ニックネーム:レリアン
住んでいる地域:北海道
移動手段:車(レンタカー)
場所:知床に向かう道での美しい自然
知床に向かう道路を走っていました。
そこに行く途中までは牧場にでっかい藁が巻かれていて牛がのんびりしている。
きれいな景色が見られていました。
それで斜里町の辺りでガソリンが減っているのを見つけた。
まだ町を出てすぐなので戻ればガソリンが補給できる。
でも面倒臭いと言うことで、そのまま突っ走ることにしました。
それが失敗だったのです。
そこから行くけどスタントが延々とない。
道は続くけどない。
それで怖くなってくる。
間に合うのか。
もし間に合わなければ、ガス欠で走れずにそこで車が止まる。
そうなったら大変なことになる。
心配しながら進んでいく。
そこから二十キロは走った。
スタンドは見つからない。
このまま知床で遭難して熊に食われるのか。
そんなことを言い出す始末。
ガソリンの表示は既に空である。残りはほんのわずか。
今にも止まりそう。
そこで見つけたガソリンスタンドが神様のように思えた。
どうにか助かったけど、二度とガス欠はごめんだ。
知らない土地へ行く場合はガソリンスタンドがないことで、戦々恐々とした経験はほぼ全員が経験していると思います。
今回は道東でドライブやツーリングをしていて、ガス欠にならないように予防することを取り上げますね。
道東のガソリンスタンド事情
北海道は基本人口密度が希釈な場所ですね。
隣町が10kmや20km離れているのが当たり前となっています。
しかも、市や大きな町では複数のガソリンスタンドがありますが、田舎の方に行くとガソリンスタンドが1件しかなかったりします。
その田舎のガソリンスタンドは午後7時くらいに閉店します。
また、日曜日が定休日だったりするので、安心ができないんですよね。
そこで、ここではガソリンスタンドがない危険ルートを挙げてゆきますね。
道東のガソリンスタンドがない危険ルート
ここではガソリンスタンドが少ない、またはほとんどないルートを挙げてゆきますね。
ガソリンスタンド間の距離が目立って長いところから紹介します。
上川町から国道39号線の石北峠、国道273号線三国峠、糠平湖を経て上士幌町に至るルートです。
この区間ではホクレン上川SSから上士幌町の(有)山本商会まで
106kmもの長区間でガソリンスタンドがありません。
途中で層雲峡や糠平温泉郷がありますが、さすがに2つの峠を行くルートのため大雪湖のあたりで燃料警告灯が点くと本当にカス欠にガクブルしちゃいます><
北見市留辺蘂(るべしべ)町から上川町を結ぶ国道39号線の石北峠です。
留辺蘂町温根湯の出光 大雪SS(網走交通)からホクレン上川SSまで78kmもの長区間ガソリンスタンドがありません。
石北峠の途中に層雲峡があるのですが、ここは温泉ホテルやコンビニはありますが、肝心のガソリンスタンドがありません。
昔はあったような気がするのですがね。
美幌町市街から美幌峠を経て屈斜路湖を経由して弟子屈に至る国道243号線は、55kmにもわたってガソリンスタンドがありません。
以前は屈斜路湖のところにホクレンのスタンドがあったのですが、閉店してしまいました。
この区間では道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠や和琴半島に温泉やレストランなどがあります。
網走・北見から釧路間は美幌峠を通ることになるので、特に燃料は気をつけてください。
滝上町と上川町を結ぶ国道273号線の浮島峠と旭川紋別自動車道の区間です。
この区間ではENEOS 芝ざくらSS たきのうえエネルギー(株)とホクレン上川SSとの間で60kmの区間がガソリンスタンドがありません。
では逆方向の白滝村の方に行くとホクレン 白滝SS(JAえんゆう)間では64kmもの距離が離れています。
旭川紋別自動車道はともかく、国道273号線はいかにも山道って感じの道で民家すらない道路となります。
この区間で燃料警告灯が点くと緊張しながら運転することとなります。
白糠町から本別町に至る国道392号線と道東自動車道です。
ホクレン白糠SS(JAくしろ丹頂)と(株)永寿 石油部まで53kmもの区間がガソリンスタンドがありません。
この区間は森と原野の中を走る道路で途中にはたまにレストランがある程度です。
斜里町から根北峠を経て標津町を結ぶ国道244号線です。
ホクレン 斜里セルフ(JA斜里町)から(株)尾岱沼石油サーモンタウン標津給油所間で、52kmに渡ってガソリンスタンドがない区間となっています。
このルートは本当に何もないです。
強いて言えば金山スキー場や川北温泉があるくらいで完全な峠の山道になっているので、ここでガス欠になったら本当にヤバイです。
羅臼町と標津町を結ぶ335号線は海沿いを走るルートでこの区間には何個か小さな集落があるくらいで、コンビニやガソリンスタンドがほとんどありません。
Googleマップで調べたところ、羅臼石油(株)麻布SSから(株)尾岱沼石油サーモンタウン標津給油所間で37kmもの区間となっています。
ここの道路は海辺だったり、森のなかの道路となっているので、たまーに酪農農家の家があるか小さな漁村がある程度です。
この漁村には商店すらないくらいのルートとなっているので気をつけてくださいね。
斜里町ウトロと羅臼町を結ぶ国道334号線の羅臼峠です。
この区間は出光 ウトロSS(ウトロ石油)から出光 羅臼SS(羅臼アポロ石油)まで32kmの区間がガソリンスタンドがありません。
しかもウトロや羅臼町のガソリンスタンドでは19時(夜7時)くらいまでしか営業がしていません。
そこで、夜間にここらへんに差し掛かると翌朝まで待つことになります。
津別町から阿寒湖温泉までは38kmにわたってガソリンスタンドがありません。
この区間では津別町相生にクマヤキで有名になった道の駅あいおいがあります。
斜里町市街からウトロまでの区間は34kmにわたってガソリンスタンドがありません。
最短でホクレン 斜里セルフ(JA斜里町)から(有)ヨネザワの区間となります。
この区間では峰浜地区にジュースの自動販売機、日の出地区に珈琲と食事と海とREST HOUSE AMという喫茶店、真鯉地区にエゾジカファームでジュースの自動販売機くらいしかないのですよね。
車でドライブ中にガス欠を防ぐテクニック
冒頭の知床の口コミで初見の場所に行った時にガソリンスタンドがなくて焦った場合に、少しでも燃料消費を抑える方法があります。
まず一番効果が高いのがエアコンを切るってことです。
エアコンはエンジンの出力を使ってコンプレッサーを回すので、エアコンが燃料消費の影響はかなり大きいからです。
エアコンを切ることによって燃費が大幅に向上します。
次に可能な限り電装品の電源を切ります。
車はバッテリーとオルタネーターの発電で電気を供給していますが、バッテリーの電圧が下がると発電のためにパワーを食われてしまいます。
テレビやカーナビ、オーディオの音量を下げるもしくは電源を切ることです。
夜間はさすがにヘッドライトは消せないですが、補助灯を消すのも効果が高いです。
こちらはエアコンほどではないですが、燃費が向上します。
さらに出来ることは優しい運転をします。
最後に燃費が向上することで出来ることは運転の仕方を優しくすることです。
急加速や急発進、急ブレーキなどをしないで車の流れに乗って運転することです。
とにかく、アクセルを必要以上に踏まないことですね。
幸い北海道は信号も止まれも少ないので、ゆったりとしたドライブを試みればガソリン消費は少ないでしょう。
車のトラブルに備えてJAFに加入しよう!
北海道の道東観光では車を使っての移動はポピュラーであり、お手軽であります。
自分のペースで他人に気を使うことなく、渋滞もほぼありえないので移動の予定がつきやすいです。
ただ、車ゆえに車の故障やミスによるトラブルは不可避なんですよね。
今回は車のガス欠のトラブル防止を語りましたが、インキー、バッテリー上がり、脱輪などやらかしがちな事が考えられます。
また、タイヤのパンクや事故はいくら気をつけていても防ぎようがありません。
そこで、保険をかけるという意味でJAFに加入することをオススメします。
JAFは入会2,000円、年間4,000円がかかりますが、いざトラブルが起こってJAFを呼んだ時にかかるサービス料金は基本無料となります。
入会しない場合でJAFのサービスを利用した時に、バッテリー上がりが13,130円かかることから保険をかけるということで大変安心できるはずです。
かくゆう管理人の私も、屈斜路湖に釣りに行った際に藪の中の水路に気が付かずに脱輪させてJAFに救援を求めました。
当時はJAFに加入していなかったので、17,530円もかかってしまいました。
その時の体験談はこちらの記事にしています。
参考になれば幸いです。
屈斜路湖に釣りに行って歴代ワースト1位の事故を起こしました><