別海町は漁業と酪農の盛んな町であります。
そして、海に面した尾岱沼(おだいとう)地区では6月と10月より北海シマエビ漁が始まります。
尾岱沼えびまつりは2023年7月2日(日)に開催予定です。
例年は2日間にわたっての開催でしたが、今年は日曜日のみとなります。
本記事は2018年6月30日に管理人ひろしが行ってきた体験談を記事にしています。
北海シマエビとはどんなエビ?
北海シマエビは北海道民の定番のご馳走でお祝いごとや年末年始では必ずと言っていいほど食べることになるエビです。
北海シマエビは生きている時は褐色の地味な色をしていますが
茹でると鮮やかな赤というか朱色になって海のルビーとも言われています。
尾岱沼漁港から野付湾へ船を繰り出しますが、船はこの時代でも打瀬舟という帆船で漁をします。
これは野付湾は穏やかな海域で、エンジン付きの船だと湾内に生えている水草のアマモが傷ついてしまうので、今でも帆掛け船で漁をしているのです。
エビ漁の多くがエサを仕込んだカゴを使う漁をしていますが、打瀬舟では船が網を引っ張って北海シマエビを捕まえます。
そのため、尾岱沼の北海シマエビは美味しいのです!
尾岱沼えびまつりの開催場所や概要
〒086-1643 北海道野付郡別海町尾岱沼港町179−2
0153-86-2211
尾岱沼えびまつりは野付漁業協同組合で開催されます。
開催日時
2023年7月2日(日) 9:45~15:00
駐車場
尾岱沼えびまつりの駐車場はメイン会場の隣と別海町東公民館となります。
メイン会場付近の駐車場はかなりの数の車が駐車できますが、結構車の出入りが多くて歩行者も多いので気をつけてくださいね。
私は事情がわからずに別海町東公民館の駐車場に車を止めて、歩いて10分ほどかけて会場に行きました。
会場に着くと、太鼓の音が威勢よく聞こえてきました。
尾岱沼えびまつりのタイムスケジュール
9:45 オープニング
10:00 開会宣言
10:15 別解ヒップポップダンス少年団Bump!
10:45 YOSAKOIソーラン 花翔舞
11:30 郷土芸能 野付竜神太鼓演奏
12:00 踊り食い・早食い競争
12:30 特産品獲得大抽選会
13:30 水森かおり 歌謡ショー
14:00 堀内孝雄 歌謡ショー
15:00 当日祭閉会宣言
尾岱沼えびまつりのお目当ては野付湾で獲れたての北海シマエビの即売会ですね。
こちらは数に限りがあるので、逸早く確保する必要がありそうですね。
別海町東公民館より歩いて会場に着くと、大森商店があります。
なんかシマエビの数もあまりなかったので焦ってここで北海シマエビを買いました。
500gで2,500円でした。
そして、あさりが1kgで1,000円で売ってたので、これも買いました。
大森商店の隣にはおだいとう売店汐風があります。
ここはお土産物やカフェ、ソフトクリームなんかを販売していました。
北海シマエビは何箇所かで売っていたので焦って買わなくても余裕でした(笑)
たぶん、どこの店で買ってもそれほど大差はないはずです。
大きいシマエビはちょっと高めで500gで3,200円とかでした。
会場内ではヤマト運輸や佐川急便、郵便局がテントを張っていて、地方発送のサービスをしています。
けっこう忙しそうに発送の手続きをこなしていました。
会場にはお祭りでおなじみの露店もやっていてました。
その他に花咲ガニや魚、野菜などを売っているところもありました。
昼時を過ぎていておなかが減ったので、北海シマエビの天丼を買いました。
ここは行列ができていました。
北海シマエビの天ぷらに野菜、細長い茶色いのは何かわからなかったですね。
ちょっとご飯が少ないです。
天丼を食べて、まだ物足りないのでエビの串焼きを買いました。
ものすごい行列ができていて、15分ほど並んで買いました。
エビの串焼きは1尾200円、2尾で300円でした。
ホタテも美味しそうでしたが、また行列に並ぶのがダルいのでやめました。
そのかわり、クリガニの鉄砲汁を200円で買いました。
クリガニは毛ガニよりも小ぶりなカニで初めて食べました。
クリガニの鉄砲汁はカニの身はなかなか美味しかったのですが、肝心の味噌汁はイマイチ美味しくなかったです。
エビの串焼きはカリッと焼けていて、頭から丸ごと食べられます。
えびせんのようにバリバリと食べました。
メインステージ
尾岱沼えびまつりのメインステージです。
ここでダンスや歌謡ショー、抽選会の会場となっています。
HBCのアナウンサーが司会進行をしていました。
そしてステージの後ろに打瀬舟がありました。
翌日には北海シマエビの早食い競争なんかも催されます。
えびすくい、あさりすくい
15時よりえびすくい、あさりすくい抽選会場が始まります。
私は30分前くらいに行列に並んで、待っていました。
並んでいると、身内同士でガンガン横入りをしていてちょっとウザって思いました。
しかし、ガラガラくじは1人1回だけ回すのでスイスイ進んでいました。
回して出た玉の色で赤が出たらえびすくい、水色が出たらあさりすくい、ハズレの3パターンありました。
私はあさりすくいが当たりました。
あさりすくいは制限時間内で大さじくらいのスプーンであさりを掬ったものがもらえました。
あさりすくいが終わって、えびすくいを見ていました。
こちらは専用のザルで北海シマエビを1回だけ掬ったものがもらえるようになっています。
えびすくいもあさりすくいもカレイが泳いでいますが、これは演出のようですね。
私は北海シマエビはボイルしたものしか食べたことないのでちょっと羨ましいです。
特産品獲得大抽選会
前日祭の16:50より特産品獲得抽選会があります。
これは対象になるお店で買物をすると補助券がもらえて、メイン会場横で補助券3枚で抽選券がもらえます。
そこで番号が当たるといろいろもらえるようですね。
この補助券がもらえるものもルールがよくわかりません。
200円の鉄砲汁を買って補助券1枚で800円の天丼でも補助券1枚でした。
しかし、私は抽選会までいなかったので、会場にいる知らない人に抽選券をあげました(笑)
野付湾周遊クルージング、超ロングスタンプラリー
その他のイベントとしては野付湾周遊クルージングやはぼろ甘エビまつりのコラボ企画の超ロングスタンプラリーがあります。
野付湾周遊クルージング
13:00~
14:00~
大人(中学生以上)1,000円、小人(小学生)500円、未就学児無料
当日際は前日祭の北海シマエビ、あさり即売会が9:45から始まります。
味覚広場、別海マルシェ 9:45~15:00
えび・あさりすくい抽選会 10:15~ 13:30~
野付湾周遊クルージング ①9:00~ ②11:00~ ③12:00~ ④14:10~
大人(中学生以上)1,000円、小人(小学生)500円、未就学児無料
尾岱沼えびまつりのメインイベントは全日本北海シマエビ踊り食い・早食い競争です。
別海町内以外の女性限定で生きている北海シマエビをおどり食いして早く食べた人が優勝となります。
優勝するとゆで北海シマエビが賞品となります。
受付は11:00からです。
尾岱沼えびまつりは雨天決行となります。
よほどの災害級の天気ではない限り開催されますね。
例年このお祭りは天気が曇りや雨の日が多いようです。
私は6月30日の前日祭に行きましたが、天気が良かったのですが、風は冷たいです。
会場内では半袖の人もいましたが、風が吹くと肌寒かったので長袖は必須ですね。
家に帰ってきて、茹でたての北海シマエビを食べました。
年末年始なんかで食べる冷凍のものよりも色が鮮やかで、味ももはや別物の美味しさです!
やっぱり、茹でたての方が断然ウマイです!
そして後日あさりとアスパラでスパゲッティのボンゴレにしました。
あさりがものすごくデカくてハマグリかと思いました。
やっぱり、貝の出汁が出ておいしかったです。
尾岱沼えびまつりの口コミ
ニックネーム:memeru
住んでいる地域:北海道
移動手段:車(レンタカー)
場所:尾岱沼(別海)
毎年6月頃に開催される「尾岱沼えびまつり」は、一度は行っておきたい祭りのひとつです。
高級な“北海しまえび”は6月~7月と10月~11月にしか漁が行われないので、ぜひ旬なこの時期に行ってみるといいと思います。
初めて北海しまえびを食べたらびっくり、普通のえびとは全く違って濃厚で美味しかったです。
北海しまえびが生息している地域は限られているそうで、特に野付湾に生息している北海しまえびは絶品です!
地方発送コーナーもあって、実家に送ってあげたら、とても喜ばれました。
早めに行かないと売り切れちゃうみたいで、私が行った時には小さいパックしかありませんでした。
抽選で生えびすくいやあさりすくいができるチャンスもあります。
またステージでは、イベントが催されていて会場で購入すると貰える抽選券で特産品が当たるチャンスもありました。
ちなみに私は3キロくらい入ったあさりが当たっちゃいました!
茹でえびはもちろん美味しいのですが、えび天丼も美味しいです。
会場でも食べることができますが、近くにある「白帆」と「酔楽まる太」で食べることができます。
私は夜に「酔楽まる太」に行きました。天丼はミニサイズもあるので、他のメニューも楽しめます。
人の良い店主さんで色々と話しかけてくれながらオススメを教えてくれます。
店主さんは、仲買人のようで、市場で仕入れたばかりの新鮮な魚介類がお安く食べることができました。
しまえびの天婦羅は殻ごと揚がっていて美味しかったです。
ぜひ北海しまえびのシーズンに行ってみて欲しいですね。
尾岱沼まできたら、野付半島の先端まで行ってみてもいいと思います。
片道30分かかりますが、国後島を近くに見ることが出来ます。
冬に行くのであれば氷平線ツアーという野付湾の氷の上を歩くガイド付きのツアーがあるようで、インスタ映えする面白い写真が撮れることで話題になっているようですよ(遠近法を使った写真)。
去年の3月行った時には、流氷が接岸していて間近に見ることができました!!
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